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PL病院「語り合う会」でのセミナー

2010年9月16日、メンバーの中村真澄さん、スタッフの裏野仁美さん、と私、藤永裕
美の3名で、「介護・医療現場とアロマセラピー」をテーマに、治療の補完やQOLの向
上のために活用されるアロマセラピーの有効性と実践について、お話して参りました。

この語り合う会は、医師・看護師・患者・家族・遺族など垣根を越えて、今後の医療
や看護に役立つ情報を提供し、情報交換しよう!をコンセプトに院内にて年4回開催
される会です。以前アロマセラピーをテーマにお話した時のは、すでに7年前になり、
今回は具体的な現場での私達の取り組みをお話させて頂きました。

「緩和ケア」中村真澄さん
堺市内の緩和ケア科での3年間の活動の歩みをお話してくださいました。
中村さんがトリートメント担当され、その後、旅立たれ患者さんとの思い出や会話、
効果的であったトリートメントの臨床報告をされました。
エンジェルケアとして、精油が利用されている事や、こちらの病院で亡くなられた方
の慰霊祭に中村さんを中心としたアロマケアグループが招かれたそうです。
このお話からも、こちらの病院では、なくてはならないケアのひとつとして、現場の
看護師や医師から、何より患者さん・遺族の方から、認識されているんだなあ、と感
動しました。
着実に歩まれた中村さんの努力と、細やかなケアが印象に残る報告でした。

「高齢者ケア」裏野仁美さん
高齢者施設での、アロマケアを、導入の目的・心掛けを中心にお話してくださいまし
た。
信頼関係を築く為、ご本人の意思や価値観を尊重、又生活サイクルを尊重すること。
やさしいタッチング・コミュニケーションはもちろん、安楽な時間の提供の為、快適
な空間作りを考え、活動されています。
トリートメントの後は、必ず未来に繋がる言葉をかけてから、退室するそうです。
患者さんに生きる力・励みを与える温かい活動をされているなあと実感しました。

「精神科での作業療法としてのアロマセラピー」藤永裕美
最後は、精神科でのプログラムを体験頂き、実際に精油やキャリアオイルを手に取っ
て頂きました。
プログラム例として、1・香りチェック 2・クラフト作り(生活用品をメインに)
 3・アロマトリートメント と3項目にわけての体験です。
診療所では、患者さんが家族やスタッフとのコミュニケーションツールとして親しみ、
心と身体の両面のリラクゼーション効果を狙い、社会復帰にむけてのきっかけ作りの
提供を目的としています。
香りチェックでは、好きな香を選んで、体調や時間・天気による好みの変化を体験、
トリートメントではペアになりお互いのハンドマッサージをして、施術する側・され
る側の両方を体験して頂きました。初対面同士の方も、自然に「気持ちいい」「あり
がとう」の言葉がこぼれ、笑顔があふれました。
アロマは初めてです!という方にもタッチングや香りの効果を、理解し楽しんで頂け
たと思います。

定員の40名を越えて、56名の方がご参加下さいました。
7年前よりも、アロマセラピーが確実に浸透している!と実感でき、私達セラピスト
にも励みになった2時間のセミナーでした。

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